0.教員免許をとろう! 〜教育実習をやるための色々〜
教育実習に行く4年次に向けて、いつから何をしておく必要があるのか…に関するページです。
数年前から教育実習が必修になって以来、パッと見履修者が減った気もしますが
その分「やる気」のある人たちが集っているのではないかと思います。
面倒や大変なことも多いですが、やっぱりオススメなのです!
■ 専門科目とは違う扱い!?
■ 覚悟はいつから?
■ 教育学部以外の所属
■ さらにあるとイイもの
■ 専門科目とは違う扱い!? ――― 教職科目の単位は別口!
出身大学では「卒業に必要な単位=124単位」でした。
(他も同じでしょうか?未確認なのですみません;)
とりあえず卒業する目的ならば124単位あればそれでOKです。
しかし、教職課程履修者はその必要単位に「+25単位」が必要になります。
この25単位のうちの3単位は教育実習で得られるものなので、講義科目は22単位分となります。
これらは学部2,3年次に取得しておかないと、4年次の教育実習に行く権利がなくなる…
との規約なので、必ず履修し、単位を取得せねばなりませんでした!!
教職科目を履修しない人と比べるとこの時間は大きな差となります。
これを乗り越えて実習となるわけですが、これが結構大変です;;
近年、1年間の取得単位数に制限を設けるシステムにしている大学が増えている
と聞きますが、万が一必修科目の単位を取れなかった場合、再履修となります。
しかし、「再履修をしようと思いきや予定していたところに教職科目が!!」
ということになったら大変なのです!
確実に両方の単位を獲得しましょう!
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■ 覚悟はいつから? ――― 実習だけできるのではないのです!
先の記述のように
・履修すべき教職科目は2,3年次
・単位を落とすと専門科目も教職科目も履修が困難な予感
という基本生活のほかに、実習に行く期間である4年次というのは
これまでと異なる生活サイクルとなります。
3年次までのように講義だけに集中していれば問題はなかったのですが、
大学生活最後の1年は
・就職活動 or 進学
・卒業研究および卒業論文作成
他、バイトをしていたり、講義を履修している人はさらに時間を取られるはずです…
所属研究室での過ごし方などで多少スタイルは変わると思いますが、
大学入学時から単位を確実に履修することは当然の条件にしておく必要があります。
(大学は勉強するところなので、学生である限り普通なのですが、
やっぱり何かのアクシデントなり…ですよねぇ^ ^;)
もちろん覚悟は1年生から!だと思います!
ただ、友人たちにも1年次から気合を入れていたであろう人が完璧にいたわけではなく、
再履修くらっている子たちもいました。
専門科目との兼ね合いがうまくいかないや〜・・・と2年生の段階であきらめる子が多くいましたが、
3年まで粘るとあとはひたすらくらいつく!という雰囲気で、
4年次の実習まで頑張っていました。
もしあきらめかけている方がいらっしゃったら、もう一度ガンバり直してみませんか?
実習までたくさん苦労した人はのほうが経験値高いと思いますよ!
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■ 教育学部以外の所属 ――― 一石二鳥?三鳥?四鳥?
私は高校生のとき「教員になりたい」と思っていまして、
ずっと志望学部を教育学部にしぼっていました。
教育関係の学部でなければ教員免許が取れないと思っていたからです。
しかし環境問題に関連する勉強がしたくなったことで、縁ができたのは工学部でした。
このときは教員になりたかった気持ちもありましたが、
化学関係の勉強が楽しそうでしたので、教員への気持ちが薄らいでいました。
ところが大学に入学してみると!
教育学部でなくっても教員免許が取得できるではありませんか!!!
教員への気持ち再燃です!!(単純;;)
1年次では教職科目が履修できなかったのでこのときは、
2年次に向けて「何をしておけばよいか」だけチェック入れてました。
しかしホントに
好きなことを勉強するのと同時に教員免許も取れるということを知ったときには
とてもお得だと思いました!
たとえば私が所属していた化学系の学科では、
教育学や心理学などを一般科目としてしか受講できません。
しかも内容としては教職履修者を特別意識はしていないので、
一般的に大事なことを広く浅くです。
これと比較すると教職科目では「子供・生徒」を中心に考える授業展開となります。
元小学校の校長先生や元高校の校長先生が担当して下さった授業では、
教育の根本的な部分や現状の話などが伺えました。
一番印象的だったのは両先生とも授業の最後に文章を書かせるのです。
細かい内容は異なりますが主に「今日の講義で思ったこと」の記述があります。
自分の考えを、しかも自由に文章化する練習は一般科目では学べませんでした。
これは人にものを伝えることの練習になりました。
近いところでいえば就職活動にも応用可能です。
話は逸れましたが、教育学部などに所属でない方には特に!強く!
教職科目の履修をお勧めします!!
考え方の幅が広がっていきますよ!
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■ さらにあるとイイもの ――― 実習をもっと楽しむために
・時間とお金の余裕
実習先の学校と現在の住まいが遠いという方には特に関連のある項目かもしれません。
教職科目履修のための費用、実習先への交通費、身支度など、なんだかんだでお金がかかります;
早めの準備がよいでしょう。
・就職活動が一定期間ストップしたとしても構わない
実習先に拘束されるのは短くて2週間、長くて4週間という状況を見ました。
その間は「働いている」形になります。
このときに「就職活動があるので休みます」なんてことになると、
「実習を休んで就活なんて、教員になる気はないのか!?」と思われてしまいます。
実習中は他に目をくれず、教員として期間を過ごしましょう。
と言ってはいますが、私は実習中に大学院入試を受けさせていただきました…
進学の場合は1日繰越になったり免除になったりと融通していただけるケースもあります。
大学と実習先の両方からの許可が得られるか訪ねてみましょう。
・子供が好きだ!
これまで社会の中で「教える」関することにかかわったことがありませんでした。
学校関係の部活動などでは経験ありますが、
バイトなどを通じて新人さんに…ということすら行ったことがありません。
正直申し上げますと、年上の方々と話をしたりする機会のほうが多かった私にとっては、
年下を相手にすることも少々不慣れなのに加え、
ましてや教えるなんて…という気持ちがあり、接するという点は不安の一つでした。
なのでもともと子供が好きだ!という方はこの気持ちが免除なのでとてもよいと思います!
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教育実習行きたくなった気がしませんか!?
次は
1.実習前 〜実習に関して個人でやっておくこと〜 です。
教職課程を履修する腹を決めた方へ、具体的な動きを紹介します!